三回に分かれる記事になるとは・・・。
さぁ、最後の指板工程です。
⑨指板にポジション穴を開けていきます。
トップポジションやサイドポジションを埋めるための「穴」を開けていきます。
写真は専用治具にセットされたOS指板。
ドリル刃で穴を既定の深さまで開けていきます。
トップ側も開けていきます。
木屑が結構出ます。
これをふーふーと息で飛ばしていると酸欠になりそうです。
⑩ポジションを埋めます。
いろんなサイズ・素材があります。形も丸のみならず、四角・星型・ハートなどなど・・・。
お客様のイニシャルや、何か特別な模様なんてものを指板トップに入れることも珍しくありませ
ん。もちろん複雑なものになればなるほどお値段ががが・・・。
上の写真の指板はKakumaeの指板ではないのですが、写真の撮り忘れのためOEM指板にご足労頂きました。これには「アクリル3φ」と呼んでいるポジションが入っています。
基本は瞬間接着剤でポジ穴にポジション材を埋めていますが、埋めるものによってはエポキシやボンド等も使います。
この後、指板表面に出っ張ったポジション材を削り、指板表面と同じ高さにし、さらには指板表面とともに磨いていきます!!
⑪フレット打ち!!
これも楽しい!!フレットはゴリゴリ入っていくのでとても楽しい。何とも言えない手ごたえが気持ちいいです。
よーし、じゃあ行ってみよう!!
先ずはフレット溝にボンドを入れます。多すぎず少なすぎずが肝心です。
じつはこの工程、ボンドでフレットを指板材に接着しているわけではないのです。
フレットの足の食いつきを良くするためにKakumaeの指板はボンドを入れています。(本音を言えば、これで木と木がくっつくように接着されてくれたらうれしいです。)
ボンド入れる→木にしみこむ(木がちょっと膨らむ→フレット溝がちょっとだけ狭くなる)→フレット打つ→ボンド固まる→ボンド無しより木への食いつきが強くなる
という具合です。
おっ、フレットが入りましたね。
左側にあるのは、フレットワイヤー・食切り・ボンド入りオイラーです。フレット打ちに必要な道具たちですね。
右にちょっとだけ見えているのはフレット打ち機の台ですね。
下の動画にも出ている台です。
ついでにフレット打ちをご覧ください。結構「がったんがったん」と音がしますのでご注意を。
ついに指板も完成しました・・・。
ここにボディ、ネック、指板が一堂に会する運びとなりました・・・。
ついに訪れる「合体」の連続山場!!
そして塗装へ・・・!?
こうご期待!!
Comentários